経済学

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クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

クリエイティブ都市論―創造性は居心地のよい場所を求める

総合文化政策学部の大きな枠組みである経済・メディア・都市、この三つの中で僕にとってもっとも新鮮なのは経済だ
そんなこんなで昨日は「ミクロ経済学」今日は「クリエイティブ経済論」の授業があった。


ミクロ経済学は経済学の入門的な授業で小滝先生もかなりおもしろい。
ABS(青山ビジネススクール)の授業をGSCCSでも兼ねているらしく、周りは社会人だらけ。。。30人くらいはいるかな
普段のモチベーションとは違うものを感じる。なにせみんなギラギラしてらっしゃる。というか本気だ。
社会人が勉強するうえで一番大変なことは時間の捻出。それゆえビジネススクールの人は一秒一秒を本気で勉強しているのを雰囲気で感じる
こんな体験ができることもとても有意義だ。というかこの風景とても刺激的。。


そんで授業の話
ほとんどの経済学の授業は実際の世界からスケールアウトした思想的な経済学を教える授業が多いみたいだが、この授業は違うらしい
「本来のPCの能力を1/10にしてしまうwindowsというOSがなぜこんなにもヒットしたのか」
などなど先生の授業は実際の例を次々と挙げる。知識量がすごい。
○○の会社は〜だから成功した。××は〜だから失敗したとかね。毎回5社ぐらいは具体的な企業名が出てきている気がします
ただ良いものが売れると思っていた僕にとって、利益を出す方法がこんなにもたくさんあるとは…これらは大いに役に立つと思う。


クリエイティブ経済論はSCCSの看板教授といわれれいる井口典夫教授の授業。しかし、なぜか受講者3人。。。スーパー少人数制。
まぁ内容もトントン。青山文化の調査をそれぞれの興味の切り口でおこなうもの。今はその準備段階。切り口を探したり、どう切っていくか模索しているだけの授業。同時進行で各自でSPSSを演習するのが宿題になっている。
僕が今日、提案したのは青山の意匠系設計事務所の分布とその理由。青山には意匠系設計事務所が集中していると仮定してその理由を、仕事のしやすさ、量、有名性などと絡めて調査してみるというもの。
先生は推してくれているがあんまり夢がないね。ただの自慰行為になりかねない


ここで経済学という分野について
僕は、あんまり学問として好きじゃない。今まで建築を通じて勉強してきた概念とは真逆だ。
時間の合理性、お金の合理性。どうすれば儲かるか?
経済学の特徴は文化とか伝統とか空間とかそこらへんの金にならない概念が一切欠如していることだと思う。
儲かればそれでいい
ただ今の世間は経済学ベースで動いているからこれを無視できない
持っている問題意識のベクトルが全く違う。。



僕らに何ができるか?
修了までには見つけたい。